カタンAI対戦
人が集まらなくても遊べます。CPUを1〜3人入れて、そのまま1局。 建てられる場所だけが光り、資源が足りない建設は選べないので、ルールを覚えていなくても打てます。 会員登録もアプリのインストールも必要ありません。
このCPUが考えていること
このCPUは先を読んでいません。カタンは山札もサイコロも伏せられているので、読む対象になる「局面」がそもそも存在しないからです。 かわりに、盤の上のあらゆる選択肢に値段をつけて、いちばん高いものを選んでいます。
値段の出どころは1つだけ——その場所が1ターンあたり何枚の資源を生むかです。 サイコロの出目の確率(6と8は36分の5、2と12は36分の1)に、 いまその資源をどれだけ必要としているかを掛けたもの。 初期配置も、盗賊を置く場所も、交易に乗るかどうかも、すべてこの1つの数字で決めています。
作り直した1点:「いま買えるもの」を買わせない
最初に書いたCPUは、買えるものの中でいちばん高いものを買う作りでした。これが失敗で、100局やっても都市を1つも建てませんでした。都市は鉱石3枚と小麦2枚。ところが発展カードは鉱石1・小麦1・羊1で買えてしまうので、 3枚貯まる前に鉱石が毎ターン出ていってしまうのです。 決着まで100手以上かかり、勝敗は伏せられた勝利点カードで決まっていました。
いまのCPUは先に目標を決めて、それ以外に手を出しません。目標に要らない資源が余ったときだけ、道や発展カードを買います。 この1点で、8点までの手数が100手から67手に縮みました。
CPUから交易を持ちかけさせるかどうかを選べます
こちらから出した交易には、設定にかかわらず応じます。受け取る資源と渡す資源を自分の必要度で計算して、得なら受け、損なら断ります。 何を出せば乗るのかを探るのは、そのまま遊びとして成立します。
そのうえで、CPUのほうからも提案してくるかを開始前に選べます。 既定は「提案してこない」で、これは以前までの動きそのままです。 「提案してくる」を選ぶと、CPUは足りない1枚を人から手に入れられるようになります。 銀行は4枚(港でも3枚)要求してくるので、1枚を1枚で交換できる相手がいるかどうかは 建設の速さを大きく変えます。そのぶん手強くなる、という意味での難易度設定です。
提案は「黙っていられること」で作っています
誰も乗らない提案を投げ続けるCPUは、黙っているCPUより邪魔です。 だからこのCPUは、次の条件が揃ったときにしか口を開きません。
- その1枚で建設が成立すること。「鉱石があると嬉しい」では提案しません。 いま何を目標にしていて、あと何枚足りないかを数えて、1回の交換でそれが埋まるときだけ持ちかけます
- 相手が持っていそうなこと。盤面から相手の産出を読みます。 鉱石を産む土地が誰の手にもない卓で鉱石を求めても、断られるだけです
- 相手にとっても得であること。ここがいちばん効きました。 相手の盤面から「その人がいま何を必要としているか」を読み、相手が欲しがっているものを渡し、相手が要らないものを求めます
- 銀行より安いこと。2:1の港を持っているのに2枚渡す提案はしません
- 1手番に1回まで。断られても局面は何も変わらないので、 聞き直せるCPUは永遠に聞き直します
3つ目を入れる前は1局に13.5回提案して、成立は17%でした。 相手の必要度を見るようにしたところ1局4.8回・成立47%になり、 それでいて勝率は落ちていません(下記)。提案の数を3分の1に減らしたほうが強い、というのは 交渉が「回数」ではなく「通る提案かどうか」の勝負だということです。
なお、このCPUは相手の手札の中身を一度も見ていません。 読んでいるのは盤面と、画面に出ている手札の枚数だけです。 サーバー上で動いているので中身を見ることはできますが、見れば強くはなっても、 それは相手をしていて面白いCPUではありません。
強さの違い
- 初級
- 目標を決めずに、そのとき買えるものを買います。初期配置も雑です。カタンがはじめての方向け。
- 中級
- 目標を決めて資源を貯め、足りない1枚だけを銀行や港で交換して建設まで持っていきます。
- 上級
- 同じように打ったうえで、点数の高い相手を見ます。 盗賊はその相手のいちばん強い土地へ置き、交易も、勝ちが近い相手には渡しません。 交易を提案する設定なら、誰かの勝利が2点以内に迫ってからは自分の建設が完成する交換以外は持ちかけなくなります
10点で300局ずつ戦わせた結果は、上級が初級に61%、中級が初級に62%、上級が中級に53%。 自分自身と戦わせて10点に達するまでの手数は、初級98手に対して中級・上級は67手です。
交易の提案を入れるとどれだけ変わるかも測りました。8点で200局ずつ、提案する中級は、提案しない中級に57.5%(席を入れ替えても57.0%)。 上級どうしでも57.0%です。3人が全員提案する卓は63.2ターンかかっていた1局が51.6ターンで終わります—— 資源が滞らなくなるぶん、盤面が早く進みます。
1局の長さを選べます
カタンは本来10点先取で、1時間ほどかかります。8点にすると30分ほどで終わるので、1局だけ遊びたいときはこちらが向いています。 12点にすると都市と発展カードを使い切る長期戦になります。
友達と対戦することもできます
カタンのトップページから部屋を作ってURLを送れば、離れている友達と2〜4人で遊べます。人数が足りないときは、その部屋にCPUを足せます—— 2人しか集まらなくても、CPUを2人入れれば4人のカタンになります。