囲碁のルールと遊び方

囲碁は、黒と白が交互に石を置いて、より広い陣地を囲んだほうが勝ちというゲームです。 覚えるルールは驚くほど少なく、この記事に書いてあることがほぼすべて。 難しいのはルールではなく、そこから先の判断のほうです。

盤と石 — まずはここだけ

石はマスの中ではなく、線と線の交わる点(交点)に置きます。将棋やチェスと違うのはここで、9路盤なら交点は9×9で81か所です。

黒が先に打ち、あとは交互に1手ずつ。一度置いた石は動かしません。動かすゲームではなく、置いていくゲームです。

呼吸点 — 石が生きている条件

石の上下左右にある空いた交点を「呼吸点」(ダメ)と呼びます。斜めは数えません。 盤の真ん中の石なら呼吸点は4つ、辺なら3つ、隅なら2つです。

呼吸点がすべて相手の石で塞がれると、その石は取られます。これが囲碁で唯一の「取る」ルールです。

縦横にくっついている同じ色の石はひとまとまりとして扱われ、呼吸点もまとめて数えます。 10個つながった石でも、まとまり全体の呼吸点がゼロになれば10個いっぺんに取られます。 逆に言えば、つながっているほど呼吸点は増え、取られにくくなります。

打てない場所は2つだけ

1. 自分の呼吸点がなくなる場所(着手禁止点)

打った瞬間に自分の石の呼吸点がゼロになる場所には打てません。自殺手と呼ばれます。

ただし例外があります。その手で相手の石を取れる場合は打てます。 相手の石が取り除かれた結果、自分の石に呼吸点ができるからです。 取りが先、自殺の判定はその後——この順番が、囲碁の手筋の多くを成り立たせています。

2. 同じ盤面を繰り返す手(コウ)

お互いに1つずつ取り返し続けると、盤面が永久に元へ戻り続けてしまいます。これを防ぐのがコウのルールで、直前と同じ盤面に戻す手は打てません。

取り返したいときは、いったん別の場所に打ちます(コウ立て)。相手がそれに応じれば、盤面が変わっているのでコウを取り返せます。

このサイトでは、直前の1手だけでなくそれまでに現れたすべての盤面との繰り返しを禁止しています。 長い循環も起きなくなり、対局が終わらなくなることがありません。

二眼 — 絶対に取られない形

囲碁を面白くしているのは、この一点だと言っていいくらい重要なルールの帰結です。

離れた空点を2つ持っているまとまりは、絶対に取られません。この空点を「眼」と呼びます。相手が片方の眼を埋めようとしても、その手は自分の呼吸点がない着手禁止点になります。 両方を同時には埋められないので、取りようがないのです。

逆に、眼が1つしかないまとまりは、まわりを固められれば最後は取られます。「この石は二眼が作れるか」——囲碁の中盤以降は、ほとんどがこの判断です。

終局と数え方

両者が続けてパスすると終局です。打つ場所がなくなるからではなく、打つと損になる場所しか残らなくなるから終わります。

このサイトでは、終局した盤面をそのまま数えます。

数えるもの内容
自分の石盤の上にある自分の石の数
自分の地自分の石だけが囲んでいる空点の数
コミ白に6.5目を加算(先手の黒が有利なぶんの調整)

両方の色が接している空点は、どちらの地にもなりません(ダメ)。 コミに0.5目が付いているので、引き分けにはなりません。

取れる石は取り切ってからパスしてください。盤の上に残っている石は、死んでいても1目として数えます。 「この石は死んでいる」という合意を自動で判定するには生き死にを解く必要があり、それは囲碁で最も難しい部分だからです。

日本ルールでは地と取った石だけを数えます(石は数えません)。数字は変わりますが、勝敗はほとんどの場合一致します。

初心者が最初に覚えたい3つのこと

1. 隅から打つ

同じ広さを囲むのに、隅なら2辺、辺なら3辺、中央なら4辺の石が要ります。隅がいちばん安く地になるので、序盤は隅から打つのが基本です。

2. 石は離しすぎない

つながった石は呼吸点を共有するので取られにくくなります。 初心者のうちは、味方の石から遠く離れたところにばらばらに打つと、一つずつ取られてしまいます。

3. 取られそうな石は追いかけない

助からない石を助けようとして手を足すのは、囲碁でいちばん多い損です。石を捨てるのは負けではありません。その手で別の場所に打てば、失うより大きい地が手に入ります。

よくある質問

囲碁は何路盤から始めるといいですか?
9路盤です。19路盤は1局に1時間以上かかりますが、9路盤なら10分ほどで終わります。ルールはまったく同じで、石を取る・地を囲むという囲碁の骨格はすべて出てきます。このサイトでは5路盤・7路盤・9路盤・13路盤から選べます(標準は9路盤)。
自分の石が取られるのはどんなときですか?
石の上下左右にある空いた交点を「呼吸点」と呼び、これがすべて相手の石で塞がれると取られます。つながっている石はひとまとまりとして扱われ、まとまり全体の呼吸点がなくなったときに、まとめて取られます。
打てない場所はありますか?
2つあります。打った瞬間に自分の石の呼吸点がなくなる場所(着手禁止点)と、直前と同じ盤面に戻る手(コウ)です。ただし、打つことで相手の石を取れる場合は、呼吸点がなくても打てます。このサイトでは打てない場所はそもそも押せません。
「二眼で生きる」とはどういう意味ですか?
離れた空点を2つ持つ石は、絶対に取られません。相手が片方を埋めても、もう片方が呼吸点として残るからです。逆に眼が1つしかない石は、いずれ埋められて取られます。囲碁の生き死には、ほぼこの一点にかかっています。
終局はどう決めますか?
両者が続けてパスすると終局です。打つと損になる場所しか残っていない状態、というのが実際の目安になります。
このサイトの数え方は何ルールですか?
地と石の両方を数える方式で、中国ルールに近いものです。盤の上にある自分の石の数と、自分だけが囲んでいる空点の数を足します。白にはコミ6.5目が加算されます。日本ルール(地と取った石で数える)とは数字が少し変わりますが、勝敗はほとんどの場合一致します。
死んだ石はどうなりますか?
このサイトでは自動判定しないので、取れる石は取り切ってからパスしてください。盤上に残っている石はそのまま数えます。「この石は死んでいる」という合意を自動で行うには生き死にを解く必要があり、それは囲碁で最も難しい部分だからです。

このサイトでの打ち方

ボードゲームランドの囲碁は、会員登録もアプリのインストールも不要で、ブラウザだけで打てます。 CPUを相手に1人で打つことも、URLを送って友達と打つこともできます。

  • 5路盤・7路盤・9路盤・13路盤から選べます。標準の9路盤なら1局10分ほどです
  • 着手禁止点とコウは押せないようになっているので、反則の心配がありません
  • 直前に打たれた石には印が付きます
  • 取った石の数(アゲハマ)は常に画面に出ています
  • CPUの強さは初級・中級・上級の3段階。盤の大きさ・黒番白番も選べます

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