花札こいこいのルールと遊び方
花札は難しそうに見えますが、やること自体は「同じ月の絵を合わせて取る」だけです。 難しく見えるのは役の名前が多いからで、遊び方の骨格は5分で覚えられます。 この記事は、役の表も含めて全部載せています。
48枚の中身 — 12か月 × 4枚
花札は48枚。1月から12月まで、それぞれ4枚ずつあります。 月ごとに植物が決まっていて、これがトランプでいうスートにあたります。
札は絵柄によって4種類に分かれ、これが役を決めます。
- 光(ひかり)5枚
- 松に鶴・桜に幕・芒に月・柳に小野道風・桐に鳳凰。いちばん強い札です。
- 種(たね)9枚
- 梅に鶯・藤に不如帰・菖蒲に八橋・牡丹に蝶・萩に猪・芒に雁・菊に盃・紅葉に鹿・柳に燕。
- 短冊(たんざく)10枚
- 細長い札が描かれた札。赤い短冊が7枚、青い短冊が3枚あります。
- かす 24枚
- 上のどれでもない札。半分がこれです。
きれいに「各月1枚ずつ」ではないところが花札の癖です。8月には短冊がなく、かわりに光(芒に月)と種(芒に雁)が入っています。11月(柳)は4枚とも別種類で、光・種・短冊・かすが1枚ずつ。12月(桐)は光1枚とかす3枚です。
手番でやること
手札8枚、場札8枚、残りは山札です。手番が回ってきたら、2回取ります。
- 手札から1枚出す。場に同じ月の札があれば、その札と出した札の2枚をもらいます。 なければ、出した札はそのまま場に置かれます。
- 山札を1枚めくる。同じように、場に同じ月があれば取り、なければ場に置かれます。
つまり1手番で0枚から4枚取ることになります。 取った札は自分の前に表向きに並べます——相手にも全部見えています。これが花札の作りで、相手が何をそろえようとしているかは、いつでも分かるようになっています。
場に同じ月が2枚あるときは、どちらを取るか自分で選びます。3枚あるときは、4枚まとめて取ります(1枚だけ取ることはできません)。
役の一覧と点数
点数の単位は文(もん)です。役は重なります—— 猪鹿蝶の3枚は「たね」の枚数にも数えるので、両方の点がつきます。
光の役(いちばん高い1つだけ)
- 五光 10文
- 光5枚すべて。
- 四光 8文
- 光4枚。ただし柳(雨)を含まないこと。
- 雨四光 7文
- 光4枚のうち1枚が柳。同じ4枚でも1文安くなります。
- 三光 5文
- 光3枚。柳が入っていると役になりません。
柳の光(小野道風)だけが特別扱いで、光の役では足を引っ張ります。 三光にいたっては、柳が混じっているとまったく役になりません。
組み合わせの役
- 猪鹿蝶 5文
- 萩に猪・紅葉に鹿・牡丹に蝶の3枚。
- 赤短 5文
- 松・梅・桜の短冊3枚。文字の書かれた赤い短冊です。
- 青短 5文
- 牡丹・菊・紅葉の短冊3枚。青紫の短冊です。
- 花見で一杯 5文
- 桜に幕+菊に盃。遊ぶ前に「あり」「なし」を決めることが多い役です。
- 月見で一杯 5文
- 芒に月+菊に盃。こちらも同様です。
枚数の役
- たね 5枚で1文
- 種札を5枚集めると1文。6枚目からは1枚ごとに1文ずつ増えます。
- たん 5枚で1文
- 短冊札を5枚集めると1文。以降は同じく1枚ごとに1文。
- かす 10枚で1文
- かす札を10枚集めると1文。以降は1枚ごとに1文。24枚もあるので枚数が多めです。
こいこいするか、勝負するか
役ができたら、そこで手が止まります。選ぶのは2つです。
- 勝負
- その場を終わりにして、いまの点数をもらいます。
- こいこい
- 続けます。最終的にもらえる点数は2倍—— ただし、こいこいしたあとに相手が役を作って勝負を選べば、倍になるのは相手の点数です。
ここがこのゲームのすべてです。3文で勝負するか、こいこいして6文を狙うか。 残りの手札が少なければ伸ばす余地はなく、相手の取り札が役に近ければ、 こいこいは相手に倍額を献上する宣言になります。
多くの家では7文以上で2倍というルールも使います(このサイトでは切り替えられます)。 こいこい返しの2倍とは別々に、どちらも元の点数にかかります。
場の終わり方
場が終わるのは2通りです。
- どちらかが勝負を選んだとき。その人が点数をもらいます。
- 2人とも手札を使い切ったとき。誰も役を作れなければ引き分けで、点数は動きません。
次の場は、勝った人が親になります(引き分けなら親はそのまま)。 これを決めた回数だけ繰り返して、合計点の多いほうが勝ちです。
このサイトでの遊び方
ボードゲームランドのこいこいは、会員登録もアプリのインストールも不要で、ブラウザだけで遊べます。 CPUを相手に1人で遊ぶことも、URLを送って友達と遊ぶこともできます。
- 3回戦・6回戦・12回戦から選べます
- 役ができた瞬間に、何ができて何文なのかが画面に出ます
- 取った札はずっと並んでいて、いまの役と点数も常に表示されます
- 手札を1回押すと「その札が何を取るか」が光り、もう1回押すと確定します
- 花見・月見の役、7文以上2倍、盃をかすにも数える——この3つは切り替えられます
- 友達と遊ぶとき、相手の手札と山札は見えません。サーバー側で伏せてから送っています
手四(配られた手札に同じ月が4枚)やくっつき(4組そろい)で場をやり直すルールは入れていません。 配り直しは、場札か手札に同じ月が4枚集まったときだけ自動で行います。